蕎麦っくいの悔い

落語でよく言われる江戸っ子が「死ぬ前に蕎麦にツユをどっぷりつけて食いたかった」なんて話が
出てきたりしますが、蕎麦と江戸っ子というのは切っても切れないものですね

そういう私も蕎麦を日に一度は食べないと気が済まないというくらい蕎麦には目が無いもので、
このゴールデンウィークは毎日欠かさず蕎麦を食べておりました

知り合いに「蕎麦が食べたいね」なんていう話をすると、所謂、名店とつく処に誘われて行く事が
ありますが、出てくる蕎麦は蒸篭に薄ーく敷き詰めてるものがご登場する事があります

所謂まぁ高級店なのでしょうが、あぁいうのはどうも納得しませんで、蕎麦の食べ足りないところ
お預けにされてるようで閉口します、これこそ悔いが残ります

芝居でも「蕎麦はちっと二番だが、盛りのいいのはここに限る」などというセリフがありますが、
蕎麦は、ある程度盛りがよく、三番じゃチョット困りますが薄ーく敷いた一番より、ずっと満足します

何事もバランスというのは大事で、味も程よく、盛りも程よく、そしてツユも程よくつけて、
というのが私流です

思うに仕事もそうですね。技術も人格も能力すべて最高でなくとも、程よいのが好まれます

代表取締役 辻

2022年05月09日