出会えば花の下にて盃を

「花に嵐のたとえもあるぞ、さよならだけが人生だ」というのを聞いたことがありますでしょうか

唐の詩人于武陵(うぶりょう)の詩「勧酒(かんしゅ)」を井伏鱒二が訳したものです

この訳詞を聞くと「花は嵐の中で散ってしまうという例えがあるが、人生は別れることのみだ」と
いう切ないものと捉える向きもありますが、私は、"人生は出会いである" と捉えています

実はこの「花に嵐」の前に「この盃を受けてくれ、どうぞなみなみ注がせておくれ」が付きます

「酒を酌み交わすこの時この空間に喜びを感じよう、そして、いつか叶わぬ時が来る
そんな時が来る前に、出会いを喜び、そして分かち合おう」という意味だとも云われます

私はこの出会いの素晴らしさを語っている部分こそ大切であると思っています

本当に、出会いこそ素晴らしいもので、人生がどうなるかはこの出会いだと思っています
そんな中、コロナの影響で出会いが減ったのは大変な事で、人生の喜びが減少してしまった時期だと思います

よく人間ネットワークだと私は言いますが、このネットワークを大切にする人が人生を謳歌できると思っています
そして私と知り合った人たちは皆人生を謳歌して欲しいと思いますし、そうでない人は自然と会う機会が減ります

しあわせは人がそばにいること、幸せではなく、倖せです
アダジオ株式会社のメッセージにも書きました『まずは、身近な人たちが…そして日本が』みんなが倖せに

代表取締役 辻

2022年05月23日