間というもの

3月20日は地下鉄サリン事件から27年

この話をするときはいつも「間」というものを思います
よく、「間がいい」とか「間が悪い」とよく言いますよね

あのサリン事件の時、私は社会人3年目で計画休暇をとりスキーに行こうと、
久し振りに会う学生時代の仲間と一緒に旅行中でした

その日の朝食後、テレビを掛けながら、スキーウエアを着ようと身支度をしている
とき、仲間の一人が「都内が大事故になっているぞ!」という声がしました

TVを見てみると、霞が関の駅出口周辺で、多くの消防車やパトカーと路上に多くの座り込む人々の光景に
驚き、身支度が止まってしまい、スキーどころでは無くなってしまいました

休み明けの出社の後、スキーに行った仲間の一人から聞いたのは、
「職場の先輩が事件の車両に乗っていて、重症で入院し、その後亡くなった」との話
また、この日は、この先輩の定年退職の最終出社日だったそうです

通勤時間を狙ったものだったので、多くの人たちが事件に巻き込まれました
私も出勤していればどうなったでしょう
身近なところに危険はあるということに気づかされたものでした

こればかりは避けようと思って避けられるものでもありません
間がいいかどうか
近頃、仕事も「間」だなぁと思っています

代表取締役 辻

2022年03月21日