香りと記憶と
私がキヤノンに勤めていた頃、「香りペーパー」という商品の発明に寄与しました
20年ほど前
職場の実験室で プリンタへ特殊紙(複写用紙)の通紙実験をしていた時、
プリンタから不思議な臭いがしてきました。
その時、部員メンバーが、体に悪い臭いかもしれないと心配をして、
「辻さん、危ない!後ろに下がった方がいいです!」と声を上げました。
そんな事に耳もかさずに、当時の企画担当の小沢さんと一緒に、
プリンタの前で、立ち上る臭いを嗅ぎ分けてました。
「これはクルミの臭いかな?ミルク?」
「いやいやココナッツっぽいな」
などと言って分析をしていた覚えがあります。
その時、紙に香りをつけると付加価値がついていいのではないかと言う発想が浮かび、
キヤノンで香りペーパーというものを企画販売するに至ったのでした。
また香りというものは記憶に直結し、その当時の事を蘇らせると聞きます
以前、「パフューム」という映画がありましたね
ココナッツの香りは、当時の研究室を思い出します
代表取締役 辻