一期一会

私は歌舞伎を昭和63年から見ています
また平成元年の11月から以降現在までの歌舞伎座の歌舞伎公演は1公演も欠かさずに見ています

そんな中、思うのは一期一会という言葉です

最近で言えば、昨年の3月28日、楼門五三桐(さんもんごさんのきり)を亡くなった2代目吉右衛門で観ました
石川五右衛門が、満開の桜を眺めて「絶景かな、絶景かな」と言う有名な作品で、
これまで約35年間、幾人もの役者で見てきた演目でもあります

そして、この日が吉右衛門最後の舞台でした
30年以上の間、多くの役で、私を楽しませてくれた役者の、最後の、最後の舞台

今、改めて、一期一会を思います
出会いを大切にしたいですね

代表取締役 辻

2022年03月29日